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航海計器実験室

ご紹介:この実験室には、大型の船にはなくてはならない航海計器のうち、ジャイロコンパスとオートパイロット、そして、船舶用の時計システムがあります。この実験室では、航海コースの学生(4年生) が、それらの機器の基礎から学び、実際に操作できるようになるまで実習を行います。

ジャイロコンパスとオートパイロットは完全に動作しなければなりません。そして、船によってはさまざまな機種が搭載され、故障もします。学生が将来、航海士になったとき、トラブルに対して柔軟に対応できるように、基礎から確実に学ぶようにカリキュラムと実物のジャイロコンパスが準備されています。

この部屋には、スペリー式、アンシューツ式、そして、東京計器(現:トキメック)のジャイロコンパスがあります。

学生にとっては、厳しい実験実習となっているようです。なぜなら、地場の影響もなく北を指し続けてくれるジャイロコンパスが壊れたときや、疲れをしらず常に一定の針路(最新のものでは、進路も)を保ってくれるこれらの機器が故障したときを考えると、いろいろなことがらを学ばねばならないからです。 航海士はいろいろな機器を知っているばかりでなく、使えなければなりません。そして、同じ機器・機種が乗る船に搭載されているわけでもありません。マニュアルもないかもしれません。そこで、この部屋では7つのジャイロコンパスを用意し、学生の内にそれらの環境になれるようにしてあります。
7つの新旧のジャイロコンパス
スペリー型ジャイロコンパスへ
アンシューツ型ジャイロコンパスへ
オートパイロットとその他へ
船舶用の時計システムへ

〒517-8501 三重県鳥羽市池上町1-1
鳥羽商船高等専門学校 商船学科航海コース